Webサイトおよびコンテンツの製作者であればSEO対策について日々勉強しているはずですが、そのうちの一つであるパンダアップデートについてあまり知らないという方もいるかもしれません。
動物の名前がそのまま入ってはいますが、れっきとしたGoogleの検索アルゴリズム・アップデートの呼称として知られています。
それでは、パンダアップデートとは具体的にはどのような内容なのでしょうか。この記事ではパンダアップデートの概要について学んでみましょう。
1章:パンダアップデートとは
このパンダアップデートもまた、Googleが良質なユーザーエクスペリエンスを提供するためのアップデートとして括られます。
具体的には「低品質な内容であるWebサイトおよびコンテンツの検索順位を下げると同時に、良質な内容を含むものを検索上位に表示する」ためのアルゴリズム・アップデートとなります。
別名では「ファーマーアップデート」とも呼ばれていました。
英語圏で先行導入されて2012年7月から日本でも導入されるようになりましたが、当初は手動で行われるものでした。
しかし2013年以降はコアランキング・アルゴリズムに統合されたため、Googleからの告知もなく自動で更新されるようになりました。
ただ大型アップデートの際には告知があったことから、アップデートの規模次第ではGoogleから告知が届く可能性も考えられます。
このためパンダアップデートの結果として自身のWebサイトやコンテンツの検索順位が下げられていることにも気づきにくく、製作者サイドはこまめな情報収集を心がける他ありません。
パンダアップデートで検索順位が下げられる傾向にあるWebサイトおよびコンテンツの内容としては、以下のようなものが挙げられます。
①専門性がない
医療や法律などの専門分野の内容であるにもかかわらず、監修者が専門家でない
②内容が乏しい
自サイトのオリジナリティが薄い。多面的な情報や根拠に乏しく、ユーザーにとって大した価値をもたらさない
③広告の占める割合が多い
一般的なユーザーにとって不適切な内容の広告がある、もしくはコンテンツを閲覧する際に不要なまでの過剰な広告数になっている
スマホ画面とPC画面とで表示状況が異なるため、それぞれの場合における対策がなされていない
④他サイトと内容が重複している
SEO対策とは別に著作権違反にあたるため、他サイトのコンテンツを無断で使用することは避けなければならない
⑤自サイト内で内容が重複している
自サイトであっても重複ページやコンテンツが存在する場合には、なるべく重複しないように内容を改編する必要がある
⑥ソーシャルメディアでの共有がされていない
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで一切共有されていないと、ユーザーのアクションを喚起できないものとして検索順位が下げられる可能性がある
以上のような内容を見ても分かる通り、ユーザーにとっての価値が高い可能性があるWebサイトおよびコンテンツを検索上位に表示するため、Googleはパンダアップデートを不定期に更新しています。
そのため、SEO対策としてどのようにパンダアップデートについて考えるべきかについては、ユーザーがその検索ワードを利用する際にいったいどのような内容を求めているのかを模索することが同義となります。
独自性や専門性のある内容でWebサイトを製作する必要があることは言うまでもありません。
2章:ペンギンアップデートとの違いとは
元々は白黒はっきりつけるという意味合いでパンダアップデートが新たに名付けられた訳ですが、白黒はっきりしている動物の名前が用いられた例としてもう一つ「ペンギンアップデート」というものがあります。
これもまたGoogleのアルゴリズム・アップデートの一つではありますが、もちろんパンダアップデートとは内容が全く異なります。具体的に見ていきましょう。
このペンギンアップデートとは、「Googleの品質ガイドラインに抵触するブラックハットSEOを利用しているWebサイトおよびコンテンツの検索順位を下げる」アルゴリズムのことを指します。
パンダアップデートと同様に現在はコアアルゴリズムに組み込まれているため、日々自動で更新されています。
・ブラックハットSEO
自作自演で外部リンクを増やすことで検索エンジンの評価を高めること。
一例としては
①相互リンク数が過剰である
②外部リンクだけを目的としたページを製作している
③自動化プログラムを利用して自サイトへのリンクをつなげている
④Webサイトのフッターに分散させつつ幅広くリンクを埋め込んでいるなどがある
ブラックハットSEOについては「Google 品質に関するガイドライン」で細かく明記されているため、興味のある方は一度目を通してみてもいいかもしれません。
要するにパンダはコンテンツの質を問うており、ペンギンはリンクの自作自演を見抜くためのアルゴリズム・アップデートであると言えるでしょう。
まとめ
Googleが何を基準にしてユーザーエクスペリエンスをより良質なものへ導こうとしているかを考慮することで、それぞれのアップデートに対するSEO対策をより簡易に考えることができます。
パンダアップデートではコンテンツの質が問われるため、製作者サイドは自身のWebサイトやコンテンツのオリジナリティを高めることに専心する必要があります。